文字列(ストリング)は、文字の並びを表すデータ型です。
Pythonでは、文字列はシングルクォート('
)またはダブルクォート("
)で囲んで表現します。
例えば、'こんにちは'
や "Hello, World!"
などです。
文字列を変数にいれてみましょう。
val = "Python" # sという箱(変数)の中にPythonという文字列を入れました。
print(val) # 出力: Python
インデックス([]を使って特定の文字を表示する事)を使って個々の文字にアクセスすることもできますよ。
今変数valはこのような形になっています。
文字列の文字は、0から始まる番号(インデックス)で順番に並んでいます。
0番目:P
1番目:y
2番目:t
3番目:h
4番目:o
5番目:n
val[0]と書くと、「 valという文字列の0番目の文字(最初の1文字)」を取り出します。
print(val[0])でPが表示されます。
print(val[0]) # PythonのPが出力されます
「スライス」と呼ばれる、複数の文字を一度に取り出す書き方も覚えておきましょう。
val[2:5]は、valの2番目の文字から4番目の文字までを取り出します。
インデックスは0から始まるので、
2番目:t
3番目:h
4番目:o
2から始まり、5の直前まで(5は含まれません)を取り出します。
なので、val[2:5]は"tho"になります。 print(val[2:5])でthoが表示されます。
print(val[2:5]) # Pythonの3文字目(0が有るため2ではなく3)から6文字目が表示されます。つまり、thoが出力されます
文字列を結合するには、+
演算子を使います。
greeting = "Hello"
name = "Alice"
message = greeting + "_" + name
print(message) # 出力: Hello_Alice
文字列の一部を置換するには、replace
メソッドを使います。
text = "I love Python"
new_text = text.replace("Python", "programming")
print(new_text) # 出力: I love programming
文字列を大文字や小文字に変換するには、upper
や lower
メソッドを使います。
text = "Hello World"
print(text.upper()) # 出力: HELLO WORLD
print(text.lower()) # 出力: hello world