if文では条件がTrueのときに処理を実行しましたが、複数の条件をチェックしたい場合、elif
を使います。
以下の例を見てください。
まず、score
という変数に 75 を入れます。
次に、もし score
が 90 以上なら「素晴らしい!」と表示します。
もし 70 以上 90 未満なら、「よくできました!」と表示します。
それ以外の場合は、「もっと頑張りましょう!」と表示されます。
score = 75
if score >= 90:
print("素晴らしい!")
elif score >= 70:
print("よくできました!") # 出力: よくできました!
else:
print("もっと頑張りましょう!")
この場合、score
は 75 なので、elif score >= 70
の条件がTrueとなり、「よくできました!」が表示されます。
elif
を使うことで、複数の条件を設定でき、より柔軟な分岐処理を行うことができます。
複数の条件を組み合わせるには、and
と or
を使います。
and
は「かつ」を表し、両方の条件が True
の場合に全体が True
になります。
or
は「または」を表し、どちらかの条件が True
の場合に全体が True
になります。
以下の例を見てください。
age = 25
height = 170
# and の例
if age >= 20 and height >= 160:
print("大人で、身長も160cm以上です") # 両方の条件がTrueなので表示される
# or の例
if age < 18 or height < 150:
print("18歳未満、または身長が150cm未満です") # どちらかの条件がTrueなら表示される
また、複数の条件を組み合わせることもできます。
score = 85
attendance = 90
if (score >= 80 and attendance >= 80) or (score >= 90 and attendance >= 70):
print("合格です!") # 条件の組み合わせで判定
このように、and
と or
を組み合わせることで、より複雑な条件分岐を作ることができます。
elif
の中でも、and
や or
を使って条件を組み合わせることができます。
elif
は「もし最初の条件が違っていたら、次のこの条件を見てね」という意味で使います。
次の例を見てみましょう。
temperature = 30
humidity = 40
if temperature > 35:
print("猛暑です!")
elif temperature > 25 and humidity < 50:
print("暑いけどカラッとしています") # 両方の条件がTrueなので表示される
elif temperature > 25 or humidity > 70:
print("暑いか、蒸し暑いです") # どちらかがTrueなら表示される
else:
print("快適な天気です")
このように、elif
の中でも and
や or
を使って、より細かい条件分岐を作ることができます。